サイバーエージェントが広告分野でのブロックチェーン研究開発スタジオを設立
- 2018/8/3
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アドテクスタジオが「ブロックチェーンスタジオ」を設立
8月1日にサイバーエージェントのアドテクスタジオは、ブロックチェーン分野におけるアドテクノロジー分野の研究や開発強化を目的に「ブロックチェーンスタジオ」を設立したことを発表しました。
この「ブロックチェーンスタジオ」では、ブロックチェーンテクノロジーに関わるエンジニアやビジネスデベロップメントを組織化して、サービスの開発や研究の効率、技術力の向上を図っていくとしています。
特に、新たに社内外からエンジニアを採用し、開発体制を強化していき、エンジニアの技術力向上をサポートする環境を作って新たな制度も導入するとしています。
現在、ブロックチェーン技術は仮想通貨以外の様々な分野へ利用・応用が拡大しています。
サイバーエージェントグループにおいても、今後ブロックチェーン技術が幅広い事業で活用が見込まれることから、広告事業におけるブロックチェーン技術の活用やサービスの開発、研究を目的としてこの「ブロックチェーンスタジオ」を設立したとしています。
サイバーエージェントのアドテクスタジオとは
サイバーエージェントのアドテクスタジオでは現在4つの子会社を組織して、RTB (Real-Time Bidding・リアルタイムビディング)広告を支えるSSP (Supply Side Platform・サプライサイドプラットフォーム)やDSP (Demand Side Platform・デマンドサイドプラットフォーム)、AI・ロボットサービス事業などおよそ20のサービスを200名のエンジニアで提供しています。
サイバーエージェントは2019年中に独自の仮想通貨発行
サイバーエージェントグループの今年の動向としましては、今年春にサイバーエージェントビットコインが仮想通貨取引所の設置を目指していましたが、取引所事業への参入は断念しました。
背景としては、仮想通貨の取引所業界は、大手の参入と競争が激化していた中で、年始のコインチェックNEM流出事件の後に金融庁が取引所に対する監督を強化したことで参入障壁が上がったためです。
そのため現在は、「エンタメ金融」を打ち出しているサイバーエージェントビットコインとしては、取引所参入よりも2019年中に独自の仮想通貨の発行を目指す方針に切り替えています。
是非、しっかりとしてそれでいてアイデアが盛り込まれた独自仮想通貨の誕生に期待したいと思います。